特定健診・特定保健指導

更新日:2022年12月20日

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お腹のまわりに脂肪がつく内臓脂肪型肥満に加え、脂質異常、血圧高値、高血糖の危険因子を複数あわせもった状態のことを、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と呼んでいます。重なる危険因子の数が多ければ多いほど、動脈硬化が進行し、命にかかわる心臓病や脳卒中を発症する危険が高まります。

特定健診は、メタボリックシンドロームをはじめとした生活習慣病をいち早く見つけて予防、改善するための健診です。

毎年、特定健診を受診し、生活習慣の見直しをしましょう。

特定健診

1. 対象者

40~74歳の方

加入している健康保険の保険者が指定する健診機関で受診します。

下記に該当する方は、伊根町の総合健診で特定健診を受診できます。

  1. 伊根町国民健康保険加入者
  2. 社会保険等扶養家族
  • (注意)1.の方は、伊根町が委託している健診機関で受診する人間ドックも受診できます。
  • (注意)2.の方は、加入している保険者から送付される「特定健康診査受診券」が必要です

2. メタボリックシンドローム診断基準

メタボリックシンドローム診断基準の詳細
必須項目 内臓脂肪肥満
腹囲男性85センチ以上/女性90センチ以上
選択項目
3項目のうち2項目以上
  1. 脂質異常
    中性脂肪値 150以上
    かつ/または
    HDLコレステロール値 40未満
  2. 血圧高値
    収縮期(最大)血圧 130以上
    かつ/または
    拡張期(最小)血圧 85以上
  3. 高血糖
    空腹時高血糖 110以上

特定保健指導

特定保健指導とは、保健師、管理栄養士などの専門家から支援を受けながら、生活習慣を改善するプログラムです。「指導」といっても、「これをしなさい」「あれをしなさい」といった指示のようなものではありません。自らの生活を振り返り、改善するポイントについて考え、行動に移す、そのためのサポートが受けられます。

1. 対象者の判定方法

上記のメタボリックシンドローム判定基準に加え、喫煙歴も併せて判定されます。腹囲が判定基準に満たない方でも、BMI(体重÷身長÷身長)が25以上の場合や、高血糖、高血圧、脂質異常のリスクをカウントし、保健指導のタイプが決定されます。

2. 支援のタイプと流れ

特定保健指導には、メタボのリスクに応じて「動機付け支援」と「積極的支援」の2種類があります。

1.動機付け支援(メタボ一歩手前の人)

原則1回の面接で、生活習慣改善のための目標と計画を立てます。3か月以上経過後に改善状況の確認を行います。

2.積極的支援(メタボのリスクが高い人)

初回面接でメタボ改善の目標と計画を立て、3か月以上継続したサポート(面談や電話など)をします。継続支援終了後に改善状況の確認を行います。

【それぞれの支援の流れ】

 

面接 → 実践 → 評価
動機付け支援 個別で保健師や栄養士と面接を行い、目標と計画をたてます。(健診結果説明会等で) 自分で立てた計画に沿って生活習慣を改善します。 健康状態や生活習慣の確認が行われ、終了です。
積極的支援 個別で保健師や栄養士と面接を行い、目標と計画をたてます。(健診結果説明会等で)

自分で立てた計画に沿って生活習慣を改善します。

この間に、電話や面接で保健師や栄養士が支援します。

健康状態や生活習慣の確認が行われ、終了です。

「動機付け支援相当」は、積極的支援に該当する方であって、前年度に積極的支援を利用し、一定の改善が見られた方が対象です。 支援の内容は、動機付け支援と同じとなります。 

特定保健指導を受けずに放置しておくと、メタボ、生活習慣病へまっしぐらです。特定保健指導は、生活習慣を変える第一歩!まずは面談を受けてみてください。一緒に生活習慣を振り返り、無理なくできる生活習慣の改善につなげましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

保健福祉課健康増進係
〒626-0425 京都府与謝郡伊根町字日出646番地
電話番号:0772-32-3031
ファックス:0772-32-3032
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